第6回研究会報告

第6回アスペルギルス研究会(2012年9月1日開催)

 2012年9月1日に日本赤十字社医療センター講堂において第6回アスペルギルス研究会(代表世話人:複十字病院 倉島篤行先生)が開催されました。プログラムはこちら(PDF file)から。 この学術集会の目的はアスペルギルス症の診断と治療に関する医学的研究の発展に寄与することであり、この学術集会は本症に関する基礎的および臨床的研究を自由に討論する場としています。今回も55名と多数の先生方にご参加を頂きました。 ご参加頂いた先生方には厚く御礼申し上げます。

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 発表内容は例年Aspergillus 属菌およびアスペルギルス症に関する基礎研究から症例報告まで幅広いものとなっています。今年もアスペルギルス症症例報告のほか、アスペルギルスが産生する物質、環境由来のA.fumigatus の薬剤感受性に関する演題など、12の興味深い演題が発表されました。5時間という長時間の集会でありましたが、最後の演題まで参加者による極めて活発な質疑応答がなされ、成功裡のうちに終了いたしました。その後の情報交換会でも引き続き、多くの先生方に参加を頂いて非常に盛況でした。

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   アスペルギルス研究会では年に一度の学術集会を今後も行っていくことが確認され、来年は9月7日に第7回アスペルギルス研究会が開催される予定となっております。ご興味のある先生方は是非ご参加頂ければ幸いです。開催日時や場所について詳細が分かり次第、真菌医学研究センター臨床感染症分野のホームページでもお知らせしたいと思っています。

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