第5回研究会報告

第5回アスペルギルス研究会(2011年9月3日開催)

 2011年9月3日に日本赤十字看護大学において第5回アスペルギルス研究会(代表世話人:複十字病院 倉島篤行先生)が開催されました。プログラムはこちら(PDF file)から。 この学術集会は、昨年度までは千葉大学の共同利用研究会として行われていましたが、本年度からは正式に発足したアスペルギルス研究会の学術集会として体制も新たに開催されました。新たに発足したアスペルギルス研究会の目的はこれまでと変わらず、アスペルギルス症の診断と治療に関する医学的研究の発展に寄与することであり、この学術集会は本症に関する基礎的および臨床的研究を自由に討論する場としています。今回も42名と多数の先生方にご参加を頂きました。ご参加頂いた先生方には厚く御礼申し上げます。

5thAspMeeting1

 発表内容は例年Aspergillus 属菌およびアスペルギルス症に関する基礎研究から症例報告まで幅広いものとなっています。今年も アスペルギルス症症例報告やアスペルギルスのバイオフィルム形成や薬剤感受性に関する演題など、9つの演題が発表されました。発表時間が質疑応答含めて30分と余裕のあるプログラムでしたが、各演題とも時間いっぱいまで活発な議論が行われました。 その後の情報交換会でも引き続き、多くの先生方に参加を頂いて非常に盛況でした。

5thAspMeeting2

 アスペルギルス研究会では年に一度の学術集会を今後も行っていくことが確認され、来年の7月もしくは9月に第6回アスペルギルス研究会が開催される予定となっております。ご興味のある先生方は是非ご参加頂ければ幸いです。開催日時や場所について詳細が分かり次第、真菌医学研究センター臨床感染症分野のホームページでもお知らせしたいと思っています。