第4回研究会報告

第4回アスペルギルス研究会(2010年7月24日開催)

 2010年7月24日に共同利用研究会・第4回アスペルギルス研究会(代表:複十字病院 倉島篤行先生)が開催されました。プログラムはこちら(PDF file)から。 この研究会は、深在性真菌症として最も大きな問題となっているアスペルギルス症の克服を大きな目的と掲げています。今回も全国からおよそ50名の参加者が集まりました。

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 発表内容は例年Aspergillus属菌およびアスペルギルス症に関する基礎研究から症例報告まで幅広いものとなっています。今年もAspergillus属菌のマイコトキシン産生やバイオフィルム形成を主題とした基礎的演題や臨床分離株の薬剤耐性や希なAspergillus属菌によるアスペルギルス症の症例報告といった臨床サイドからの演題など、9つの演題発表が行われました。発表内容は広範ですが、例年にもまして自由にかつ活発な議論が行われました。また、今回はジョイント企画として、研究会終了後に昭和大学 吉田耕一郎先生をお招きして特別講演が行われました。こちらも好評のうちに終了いたしました。

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今後、更に発展した形で第5回のアスペルギルス研究会を開催したいと考えております。