臨床感染症分野では「真菌症リファレンスセンター」を開設し、医療機関からのご依頼によって真菌症のコンサルテーションおよび下記のような真菌症の検査を受け付けています。いずれの場合も主治医から直接連絡いただくことが必要です。一般の方からのご依頼は受け付けておりませんので、まず主治医にご相談下さい。
 
1)真菌症コンサルテーション
深在性真菌症の診断,治療等に関わる相談
 例:どう診断したら良いか?
真菌症かもしれないがはっきりしない…
治療はどのように行ったら良いのか?
などのご相談をお受けしています。
 
2)真菌症検査
a)抗体検査
1.アスペルギルス症
2.輸入真菌症: コクシジオイデス症、ヒストプラズマ症,パラコクシジオイデス症など(国立感染症研究所真菌部との共同研究)
3.スエヒロタケによるアレルギー性疾患(アレルギー性気管支肺真菌症など)
 
b)原因菌種の同定
1.各種の表在性真菌症,深在性真菌症の原因菌を対象として、同定を行っています。
2.輸入真菌症の原因菌(コクシジオイデス症、ヒストプラズマ症,パラコクシジオイデス症,ブラストミセス症,マルネッフェイ型ペニシリウム症等)を対象として、同定を行っています。これらの菌は危険性が高いため,検体を採取する前にご相談ください。
 
c)検体の遺伝子解析を中心とした診断および原因菌同定
BALF、生検標本、病理標本等の解析による診断を行っています。

 

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